Solliev0

異母兄弟の天月冬真 (和田琢磨) と天月春陽 (染谷俊之) が経営しているイタリアンレストラン、「Solliev0 (ソッリエーヴォ)」。小さいながらも隠れた人気レストランであるその店は、料理とは別に来店するお客様の悩みを解決するという、「裏メニュー」があった。春陽の幼馴染の虎太郎 (廣野凌大) とその友達、空 (横田龍儀) と一緒にレストランを運営しながら、お客様の悩み解決を行う兄弟。一方で弟の春陽は、大企業「天月ホールディングス」の跡取り息子で、社長である父親との約束で30歳になったら家を継ぐことになっていた。社長秘書である楓 (井阪郁巳) に会社に戻るように催促される春陽。そんなある日、悩みを抱えた少年が来店してくる。

冬真 (和田琢磨) の元に、怪しげな男、新田 (谷口賢志) が現れる。一方、Solliev0 (ソッリエーヴォ) には春陽 (染谷俊之) の友達、千大 (安井一真) が訪れ、行方不明になった兄、勇実 (健人) を探してほしいと依頼する。虎太郎 (廣野凌大)、空 (横田龍儀) と協力しながら、勇実が関わっているらしき闇バイトに潜入することした冬真と春陽。新田は一体何者なのか? 冬真との繋がりとは? 仲の良い兄弟の間に、不穏な気配が漂い始める。

冬真 (和田琢磨) と新田 (谷口賢志) の関係を探る虎太郎 (廣野凌大)。虎太郎の動きを訝しむ空 (横田龍儀) に、虎太郎は天月家の複雑なお家事情を説明する。一方、春陽 (染谷俊之) は父親の秘書、楓 (井阪郁巳) から至急の連絡で呼び出される。冬真の元にはかつての恩師、桜井 (斉藤暁) が現れ、桜井が抱えるトラブルを相談される。冬真の本当の目的とは何か? 徐々に明らかになっていく冬真の過去が、春陽との関係に暗い影を落としていく。

余命僅かである父親、治良 (冨家ノリマサ) と対面した春陽 (染谷俊之) は、治義から冬真 (和田琢磨) の過去について聞かされる。その壮絶な生い立ちから、冬真の気持ちを思い激しく動揺する春陽。春陽に治義の後を継がせたいという、会社の思惑も付きまとう。治義の秘書である楓 (井阪郁巳) は、春陽に本当はどうしたいのか、と尋ねる。一方、虎太郎 (廣野凌大) は新田 (谷口賢志) の会社に潜入を試みて…。兄弟の行く先とは? 物語は急展開を迎える。

春陽 (染谷俊之) に接触する新田 (谷口賢志)。ある発言をきっかけに新田と口論になった春陽は、ついに激昂し新田に詰め寄る。冬真の誕生日もであるクリスマスの12月25日、春陽は冬真 (和田琢磨) の誕生日祝いをする。二人だけで昔話に花を咲かせる二人。久しぶりに和やかな雰囲気で会話を楽しむ二人だったが、父親である治良 (冨家ノリマサ) の危篤が知らされる。父親の死をきっかけに大きく変わり始める、兄弟の運命。

新田 (谷口賢志) の会社に潜入した虎太郎 (廣野凌大) は、冬馬 (和田琢磨) に関するある証拠を握る。何事もなかったような冬真に、虎太郎は治良 (冨家マサノリ) の葬儀の後、時間が欲しいと呼び出す。楓 (井阪郁巳) も冬真に関する不穏な情報を握り、春陽 (染谷俊之) に冬真が危険だと訴えるが、春陽は聞き入れない。空 (横田龍儀) から、冬真と虎太郎が会うと聞いた春陽。嫌な予感がするという空と一緒に二人は冬真と虎太郎の後を追うことに。衝撃のラストを迎える最終話。