主人公・青井茜（あおい・あかね／関水）が目覚めるとそこは病院だった。公園の階段下に倒れていたところを発見され、搬送されてきたという。頭を打った衝撃で、友達や家族、自分の名前さえも忘れてしまっていた。唯一、直前の断片的な記憶は残っていて、「何者かに突き落とされたような気がする」と証言。しかし、茜の親友だと名乗る女性・池上ゆあ（いけがみ・ゆあ／森田）は、転落直前に茜から「助けて」とメッセージがきたことを明かし、さらに同時刻に茜は自身のSNSに「私、青井茜は、本日をもって消えることにします。今までありがとうございました」という動画をアップしていた。それらのことから、担当刑事・安藤利信（あんどう・としのぶ／赤ペン瀧川）は自殺未遂で片付けようとするが、茜は納得がいかず自ら犯人を見つけ出そうと乗り出す。「手がかりになるかも」と自身のSNSをたどっていくと、SNSにはたくさんのフォロワーがいて、どの投稿も華やかで楽しそうで順風満帆な人生を送っているように思えた。しかし、次第に目を背けたくなるような自分自身に直面することになる。自分は突き落とされたのか？そして、自分は何者なのか？

青井茜（あおい・あかね／関水）は失った記憶と本当の自分を探すために行動を起こし始める。ゆあ（いけがみ・ゆあ／森田）と共にビデオ通話で愛（かみむら・あい／新田）から話を聞くが、「茜ちゃんのこと恨んでる人って死ぬほどいるよ？」との言葉に衝撃をうけ、動揺する。さらにインフルエンサー仲間だという三井杏里（みつい・あんり／マーシュ彩）、佐久間那由多（さくま・なゆた／園田）と会おうと陽（わくい・よう／濱）に誘われ、ふたりで出かける。思い出話を聞かせたかった陽の思惑とは裏腹に、杏里は茜に次々と意味深な言葉をかける。その直後に投稿された新情報に混乱した茜は、誰を信じればいいのかわからなくなり、陽と口論になる。そのころ、茜の家では茜の帰りを麻友（なかた・まゆ／工藤）が待ち受けていた・・・。

青井茜（あおい・あかね／関水）は、自分のSNSアカウントを乗っ取ったのが親友だったはずのゆあ（いけがみ・ゆあ／森田）だと知りショックを受ける。茜は陽（わくい・よう／濱）と母の幸恵（あおい・さちえ／遊井）にゆあについて尋ねるが、2人は口をそろえて茜からゆあの名前を聞いたことはないと言う。茜はゆあに、なぜそんなことしたのか、「あなたは誰ですか？本当に私の親友ですか？」と尋ねる。ゆあはその質問には答えず、「明日15時、大学正門」とだけ言い残す。そんな茜を心配した陽は「俺がついてるから」と優しく茜を抱きしめる。「茜は世界中で一番いい子だから、何も心配しなくていいから」という陽の言葉に茜は違和感を覚える。次の日、茜はゆあとの約束の場所に向かう。が、麻友（なかた・まゆ／工藤）とのことで炎上している茜を面白がって拡散しようとする学生たちがぐるぐると茜を囲み・・・・・・そこにゆあが現れる。