Reste avec moi

花の都、パリ。ここで中国トップウエディングブランド、玲瓏のファッションショーが行われていた。玲瓏のチーフデザイナーのリー・ウェイウェイは業界でも“女デビル”と異名を持つやり手で冷酷なカリスマデザイナー。そして会場には、彼女の天敵でライバルブランドであるDUのCEO、チェン・イードゥの姿もあった。両社はフランスの名門、フォンテーヌ百貨店へのテナント出店を巡り激しく争っていたが、ウェイウェイはショーの最後にモデルとして登場、イードゥたち観客の前で玲瓏の社長フォ・シャオに逆プロポーズするというサプライズを演出するが・・・。

引き抜かれたスタッフたちを連れ戻すためにDUに乗り込んだリー・ウェイウェイだったが、勝手に辞めるのは契約に違反するとチェン・イードゥに阻まれてしまう。ウェイウェイとオウ・イエが日を改めて再びDUへ向かっていると、目の前をイードゥが乗った車が通りすぎた。慌ててあとを追う2人がたどり着いたのは、とあるホテル。イードゥは結婚式を間近に控えた人気ピアニストとの商談に来ていたのだ。それを知ったウェイウェイはスタッフ奪還のためのある作戦を思いつき・・・。

無事に部下を玲瓏に連れ戻したリー・ウェイウェイだったが、新作発表会で披露する作品は描けないままだった。フォ・シャオは、密かに海外のデザイナーから買い取った作品を発表会で使うよう指示するが、ティファニーが送り込んだスパイに知られてしまう。新作発表会当日、チェン・イードゥを誘い発表会に向かったティファニーは、ウェイウェイの作品が盗作であるとマスコミに情報を流すが、ウェイウェイが披露したのはまったく別のデザインだった。そしてそのデザインを見たイードゥの表情は凍りつき・・・。

新作発表会で盗作の疑いを晴らしたリー・ウェイウェイだったが、チェン・イードゥから罵倒され、実は“初心”がイードゥとの共同制作だったことを知る。謝罪に向かうもイードゥから冷たく突き放されてしまったウェイウェイは、翌朝ティファニーの謝罪会見へ乗り込み、無断でデザインを発表したことを潔く認める。そこへイードゥが現れ、一連の騒ぎはイードゥと玲瓏によるコラボを宣伝するためのヤラセだったと発表。こうしてウェイウェイは難を逃れるが、条件としてDUで働くことになり・・・。

チェン・イードゥは、リー・ウェイウェイとティファニーを伴いDUの店舗を訪れる。1年間売れなかったドレスを処分するようスタッフに指示するイードゥ。だが、店内には1着だけ3年もの間売れずに残っているドレスが。そのドレスのデザインを痛烈に批判するウェイウェイにイードゥは3日以内に売るよう命じるのだった。そんなある日、雑誌の編集長であるホーに呼び出されたイードゥ。イードゥとウェイウェイが言い争っている写真を見たホーは、今回のコラボに疑念を抱いていたのだ。