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S1, E3: アメリカ亡命を控えた化学者で父親のビクトル(ジョニー吉長)暗殺に失敗した工作員(金城武)は、再び、外務省職員「野上」になりすまし、システムエンジニアの理得(中山美穂)を利用して、ビクトルとの接触を試みた。理得を使って警察を陽動し、「野上」は、ビクトルをホテル屋上に誘い出す。「俺は弟を殺した。なぜ家族が追い詰められるのに国を裏切った」と詰問する男。しかしビクトルは動ぜず、「自分の国のためにこの国の人間を殺すわけにはいかない。亡命の日に私を殺しなさい」と諭す。 ビクトルを追って佐伯刑事(宮沢和史)が屋上に達した時には、すでに男は去った後だった。しかし、佐伯は、ホテルのモニターに映った理得を見逃さず、理得捜しを始めた。 心配した理得は「野上」を待ち受けていたが、「野上」は「人間一人の小さな辛い気持ちなんて意味ない」と黙殺する。 傷心の理得が家へ帰ると、妹のまりあ(仲間由紀恵)と恋人のちんぴら成次(東幹久)が待っていた。成次が法事で奪った金を返すと言うが、なんとその金はまりあがアダルトビデオで稼いだ金だった。理得はさらに傷ついてしまう。 翌朝、理得の通勤途中で「野上」が待ち伏せしていた。「野上」は前日の非礼を詫び、寒そうな理得に手袋を渡した。理得が会社に入ると、外務省から呼び出しが掛かっていた。そこで理得の前に現れたのは本物の「野上」だった───
Drama · Jan 24, 2000 · 46 min