ありがとう

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視聴可能: Prime Video、FOD
シーズン1 エピソード5: 良介(トータス松本)に起こった突然の事故に落ち込むたま代(水野美紀)。荒巻家は誰もが押し黙り、一様に重苦しい空気に包まれていた。見かねた渡(宇津井健)が差し入れを持って来ると、少しは気が和んだが、たま代だけは顔も見せない。主婦仲間の純子(高橋ひとみ)や真由(宮本真希)や、中華料理店の正也(田口浩正)・さやか(久我陽子)が、料理を持ってたま代を見舞い、くだらないギャグで笑わせようとしても、たま代だけは一向に、一言も口を利かないのであった。 そんな時、配達屋が弁当用のプラ容器を届けに来た。「もういらないのに・・・」。泣き崩れるたま代。と、そこによし江が勢いよく現れた。「たまちゃん、あんた弁当屋やんな。すぐに仕込みやんなさい」。たま代は追い立てられ厨房に向かった。 ホストを辞めた俊介(海東健)は、就職口を求め、企業回りを始めた。しかし、前職を知ると担当者は態度を硬化させる。同じころ健介(小栗旬)も香織(上野樹里)に「これから兄のためにもまじめに勉強する」と別れを告げていた。 二人が家に戻って話を始めた時、厨房から争う声が。たま代とよし江が睨み合っている。「明日から弁当屋を再開する」と俊介たちに言うよし江。「勝手なこと言わないで。ここに触らないで」とたま代。ショックから抜け出せないのだ。よし江は、「じゃ、私がやるよ」と弁当作りを開始するのだった。だが、不慣れな仕事。厨房はメチャクチャになる。しかし、めげないよし江は、翌朝、ケータリングカーに乗って出発して行った。たま代は布団に潜ったままである。 俊介は、ハローワークで、「とにかく仕事を」と係員に懇願していた。「イベントプランナーがありますね」との話に飛びつく俊介。だが、その瞬間、隣の窓口にいた女性・根岸加奈子(さとう珠緒)にその仕事をさらわれる。俊介は怒るが、加奈子はそれを無視して行ってしまった。 荒巻家ではレミ(冨士眞奈美)たちがカラオケセットを持ってきてパーティーを始める。たま代を元気づけようとの作戦だが、やや空回り。と、たま代は「心配だから見てくる」と言い、その場を去って行く。 そのころ、よし江は弁当の販売中。偶然、直樹(小池徹平)も来て、よし江も元気を出すが、買って行った客が「生焼けだ」「ひどい味だ」とクレームを付けて来た。その時、たま代が怒り心頭の表情でよし江の目の前に現れたのだ。夜になって、たま代はよし江を攻め立てた。「やめてよ。『あらまき弁当』に泥を塗る気?店は畳みます。」と声に出した瞬間、よし江はたま代の頬を叩いた。「哀れな未亡人ごっこは迷惑なんだよ。そんな態度を続けるならこの家から出て行け」とたま代を小突く。俊介たちは、たま代をかばったが、よし江は無言で厨房に仕込みに入った。たま代は部屋に戻り「どうすればいいの」と泣き崩れるのだった。 よし江も厨房で泣いていた。「もうよそう」と言う渡に、よし江は「弁当屋なんていいんだ。私はたまちゃんに前みたいに笑って欲しいんだ。じゃないと良介が可哀相だ。憎まれてもいい。私はたまちゃんを元気にするんだ。」渡は、黙って仕込みを手伝い始めた。俊介は陰からその様子を見ていた・・・。