シーズン1、エピソード3: 青子(佐々木希)がハルオデザインをクビになって2ヶ月。純兵(石田卓也)にもフラれ、姥貝(渡部豪太)にもフラれ、自宅でぼーっと過ごしている。しかも、妹の紅子(外岡えりか(アイドリング!!!))にも、仕事を早く見つけて、ちゃんとしたものを食べるよう心配されてしまう。青子は長女の沽券にかけて家族には甘えられないと思うのであった。 翌日、公園で求人誌を読んでいると、西原(高岡早紀)の差し金でリストラになった天津(えなりかずき)から突然電話がかかってくる。2人はお互いがクビになったことを知り、今度一緒にハローワークに行くことを約束する。 ハローワークでの職探しを終え、天津は自分の実家で夕食を食べようと青子を執拗に誘う。青子は失礼だからと遠慮するが「・・・あ、ごめん。しつこかったよね・・・」とがっかりしている天津を見てお邪魔することに。天津の顔は、よく見るとなぜだか懐かしくてホッコリすると青子は思いはじめる。天津家は天津同様にホッコリした佇まいで、天津の母親もホッコリ顔であった。食卓で天津の母は、息子と青子が付き合っていると勘違いし、三つ子の弟たちは天津の顔が真っ赤になっているとからかう。遅れて帰ってきた天津の父も息子と青子が付き合っているのかと勘違いする。天津のホッコリ顔がこの家族を温めているんだなと青子は思う。 やがて天津は青子と行ったハローワークで見つけた会社の採用が決まる。一方まだ新たな職が見つからない青子の貯金は減っていき、とうとう主食がパスタからパンのミミに変わった。青子は26歳の誕生日を無職のまま迎え、26歳最初のディナーは食パンにパンのミミで作ったパンカツサンドだった。もうこれ以上無職に耐えられなくなった青子は、写真館の撮影アシスタントのアルバイトに応募することにした。 無事、採用された堂本写真館では、オーナーである堂本夫妻のやる気のない仕事ぶりに青子は呆気にとられる。 受付をしている松井華奈(大塚千弘)が堂本夫妻からもらった賞味期限切れのお菓子をありがたく貰うが、「食べ物をくれる人を信用してないの」という華奈ちゃんは只者ではないと思った。しかし、青子は、「新しい職場は楽だけど人生の終着駅みたいだ」と思う。 青子と天津が、2人の再就職のお祝いとして行った焼き肉屋で、青子は天津が自分を恋愛対象として見ていることに気づく。調子に乗った天津はクリスマスにデートをしないかと青子を誘い、青子は思考が混乱して、ついうなずいてしまうのであった。 帰り道に青子は「純兵といると苦しくて、姥貝君といると気を使うが、天津といると楽でダメな自分を全てさらけ出せる」と思う。『好き』より『楽』な人に身をゆだねた方が幸せなのだろうか?
