
シーズン1、エピソード5: みんなでボウリングに行った帰りに、彩(板谷由夏)とデザイナー加賀美(KONTA)のキスシーンを目撃してしまった千草(木村佳乃)は、彩にこのことは武人(福山雅治)には黙ってて欲しいと合図されてしまい、どうしたものかと悩んでいた。しかし彩は、そんな千草の思いなど知るはずもなく、武人のマンションを訪れ、オーディションにパスして、ショーの本番日を伝えていた。 そこへ、九州の母から父・孝太郎(武田鉄矢)が倒れたとの電話がはいった。 彩とのことで口論となり、「一生田舎の工員で終わっていくオヤジに何がわかる!」とまで言い放ってしまったことが気になっていた武人は、とにかく一刻も早く帰ると母に約束。彩も、この時ばかりは「私のことでショック受けたのかも・・・」と帰ることを進めた。 しかし、実は“病床から武人の名前を呼んでる・・・”といった母の言葉はほとんど狂言で、孝太郎が武人に見合いをさせるために打った芝居だったのだ。怒ってそのまま東京に帰ろうとする武人に、孝太郎は千草への土産を預け、そして言った。「あの子に婚約者のフリさせて都合よく使ったろう。惚れてもない女を便利に使ったらいかん。傷つくぞ」。武人はこの言葉に一瞬ハッとするのだった。 東京に戻った武人は彩のアパートを訪れたが、あいにく彩は不在。しかし、留守電にかかってきた気になるメッセージを聞いてしまった。 “この間は楽しませてもらいました。僕の携帯に電話下さい。君のホクロの数だけキスを贈ります。”男は名乗らず電話を切った。 翌日、千草に土産を渡すために会社に行った武人は、いきなり「歯医者さんたちとの合コンをセッティングして欲しい」と頼まれ、しぶしぶOKする。リュウ太(ユースケ・サンタマリア)はみゆき(畑野ひろ子)も行くのだろうかと気を揉み、近く両親と千草を会わせるつもりの大友(立川政市)は、千草の気持ちを計りかねてしまうのだった。 数日後、彩のショーの日が来た。武人は颯爽とランウェイを歩く彩を眩しく見つめた。そしてお祝いの花束を持って舞台裏へ。だが、そこでスタッフたちにねぎらいの言葉を掛ける加賀美の声を耳にした武人は、以前留守番電話で聞いた男の声を思い出してしまったのだ。「お前、どうなってるんだ、アイツと!留守電の声と同じだった・・・」。思わず詰め寄る武人に対し、彩は「言いかがりつけないで!」と言い、武人を追い返してしまった。だが、重い足取りでマンションに戻ってきた武人を迎えたのは、千草、リュウ太そして彩も交えた「おめでとう!」の声。 彩の呼び掛けたビックリバースデーパーティだった。 さっきまでの落ち込みも忘れ笑顔を見せる武人。リュウ太もみゆきと上手くいってる勢いもあって、「いろいろあったけど、過去のことをは忘れてね。過去の無い女は無かよ」などと彩のことを変に励ましたりしている。だが、ついつい調子に乗ったリュウ太は、「千草ちゃんだってな、武人と・・・」と口を滑らせてしまったのだ。一瞬、静まり返る部屋。「千草さん・・・どういうことですか?」沈黙を破るように大友は千草を見つめた。「いや、それは・・・」何か言おうとした武人の言葉を遮るように千草が口を開いた。「わたし、バリで武人さんと寝たんです」。