一年でいちばん楽しい日

一年でいちばん楽しい日

視聴可能: Disney+
シーズン1 エピソード5: クリスマスと正月が同居する年末の東京。皆が帰省や旅行の話題で盛り上がる中、ミステリー作家“M”(阿部寛)には特に行くあても無い。 いつものように”Bar灯台”にいるM。そこへ青年・泉(青木柚)がやってくる。聞けば帰省するミト(鳴海唯)の代わりに年末だけバイトをするという。フクオ(宮藤官九郎)のエプロンを付けた泉を見て思わず咳き込むM。そんなMを横目にミトは、余計なことは言わないようにと釘を刺す。泉がフクオの息子だという事実はミトとMしか知らない秘密なのだ。 翌朝、強い倦怠感で目を覚ますM。年の瀬にMはインフルエンザにかかってしまった。一方、それを知った”Bar灯台”のマスター・カオル(Chara)は、泉とフクオにMの自宅まで差し入れを届けに行くよう頼む。不意にやってきた親子二人きりの時間に戸惑いながらも喜びを感じる泉。フクオはと言えば、隣に居る青年が自分の息子だということを知る由もない。 1月1日、ソファーで寝落ちしていたMのスマホに着信が入る。画面に出ている名前を見て驚いたMが電話に出ると「あけましておめでとう」という女性の声。それは恋人“F”だった。失踪以来、初めて自ら連絡をしてきたFに戸惑うM。だがFは素知らぬ調子で、Mに自分の家に行って、幼稚園の子供たちから届いているであろう年賀状を見に行ってほしいと頼む。 ほとんど入ったことのなかった彼女の部屋は、とても静かで、少しだけ彼女の面影が残っているようだった。溜まった郵便物をかき集め年賀状を探し出して写真を撮るM。ふと目に留まったクリスマスカードに見覚えのある名前を見つけるM。それはFと関わりがないはずのミトからのものだった。