
シーズン1、エピソード2: バリから戻った武人(福山雅治)は、キャバクラ通いを楽しんだりと相変わらずのナンパぶり。その夜も、リュウ太(ユースケ・サンタマリア)と連れ立ってさんざん遊んだあげく、遅くにマンションに帰ってみると、そこには九州から上京したきた父・孝太郎(武田鉄矢)が武人の帰りをどっしりと待ち構えていた。孝太郎は、いつまで経っても開業医として自立せず、結婚する気配も見せない武人に業を煮やし、見合い写真を持ってやってきたのだ。「親族一同。お前の結婚を望んどるたい。見合いば承知するまで絶対に帰らんけんね」。その日から武人にとって窮屈な生活が始まった。 数日後、診療室の武人に彩(板谷由夏)から電話が入った。「タケ、助けに来て・・・」ただならぬ様子に驚く武人。だが、それが冗談とわかると、「都合のいい時ばかり呼び出すな」と声をあらげてしまった。しかし受話器の向こうにドアを激しく叩く音を聞いた時、彩のことが少し気にかかってしまう武人だった。 その頃、千草(木村佳乃)は、一人で立ち寄ったクラブでリュウ太とみゆき(畑野ひろ子)に偶然出会った。だが、千草は「バリの写真ができたから」とにこやかに話しかけてくるリュウ太には目もくれず、その友人・大友克明(立川政市)に釘づけになっていた。東大出身。宇宙開発事業団に勤務し、将来は宇宙飛行士を目指しているという、結婚相手としては申し分のない男。早速、いつものようにかいがいしく振るまい、いい女をアピールする千草。 しかし、そこにひょっこりと姿を見せた武人。気になって彩のアパートに行った帰りだった。千草は武人にバリでの一夜のことは絶対に大友に話すなと口止め。ちゃっかり大友とのデートの約束を取り付けた。 ある日、武人はなじみのキャバクラに行き、いつも指名するみさ子(大石恵)を呼び出すと「明日ウチに来て欲しい」と切り出した。とりあえず孝太郎にみさ子を紹介して、九州に帰ってもらおうという魂胆だ。そうとは知らず、みさ子は夢心地で武人と一緒に孝太郎の待つマンションへと向かうが、なんと二人の姿を目撃した千草が、武人の妻と名乗って計画を台無しにしてしまう。 事情を聞いた千草は、自分が孝太郎に会ってあげると、一緒にマンションヘ向かった。都会の女に対して偏見を持つ孝太郎は、顔だけ見てすぐに賛成はできんという。すかさず、「母一人子一人で・・・」と家庭事情を話し始める千草。初めて聞く素性に武人も思わず聞き入った。 その数日後。その日の治療を終わった武人は、リュウ太からの思いがけない電話を受けた。それは彩がある弁当屋で働いているという情報だった。パリコレにも出て、モデルとして活躍していると思っていたのに?武人は治療を終え一足先に診療所を出ていた千草のタクシーに強引に乗り込むと彩の住む街を告げた。「どういうつもり!?」すかさず食ってかかる千草。だが、いつになく深刻な武人の横顔に言葉を失い、彩のアパートに一緒に向かうのだった。