見廻り先は旧松岡町。ここに、数少ない竹細工職人がいると聞いた見廻り奉行(越前屋俵太)は、さっそく仕事場へ。伝統を今に伝える竹割りの繊細な技を目のあたりにする。さらに路地深く見廻るうち、畑の脇で黙々と薪を割る老人を発見。体力ではこちらがうわてと、奉行も必死で薪を割ろうとするがなかなか割れない。「熟練」とはどういうことか、八十七歳のおじいさんから学び取る。