殺しの香り､殺しの祈り

シーズン1、エピソード2: 都内で起きた麻生家の一家心中事件の現場に駆けつけた刑事の馬見原(遠藤憲一)は、息子による心中事件ではなく誰かが家族を狩っている、と確信し、独自の捜査に乗り出す。そんな中、浚介(伊藤淳史)のマンションに、馬見原と椎村栄作(平岡祐太)が聞き込み捜査にやって来た。事件の日の夜について聞かれた浚介は、はぐらかしつつ悲鳴を聞いたこと、息子が宅配便から斧を受け取っていたことを伝える。馬見原は警察内の報告会で捜査本部を開いて外部犯行説を追う必要があると訴えるが、所轄は現場が密室であり、遺書の筆跡も息子が書いたものと鑑定されたため、典型的な無理心中と断定する。ある日、游子(松雪泰子)が保護した女児・玲子(信太真妃)が保護施設から姿を消したと連絡が入る。游子は、玲子が父・幸一(岡田浩暉)を待ち、アパートにいるのではないかと思い走り出す。ところがそこに、游子の母・民子(浅田美代子)から父・清太郎(井上真樹夫)が行方不明だと連絡が入り…。