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鬼平犯科帳
蛇の目
シーズン1 エピソード3:
長谷川平蔵は、そば屋で一人の男とすれ違った。物腰は柔らかいが、平蔵を窺う目に鋭い憎悪が走った。その男、表向きは印判屋の看板を立てるが、蛇の平十郎という異名をとる大盗っ人。時間をかけて強盗を企み、水際立った手口で大富豪ばかりを狙う。凶行の日まで、手下にさえ顔をみせない男である。その平十郎が次に狙うのは、将軍家にとり入り、御典医に成り上がった千賀の屋敷。からくりを見抜いた“鬼平”は一網打尽にしようとする。