馬鹿なんかじゃない!

馬鹿なんかじゃない!

視聴可能: Prime Video、FOD
シーズン1 エピソード1: 優香(和久井映見)は25歳。清楚で明るい女性だ。ごく普通の女性に見える。だが、彼女は生まれつきIQが普通の人よりほんの少し低かった。難しい会話にはついていけないが、純粋な心を持った女の子。感性が豊かで、個性的なオブジェを作っている。 その優香が雪の日、交差点で一心不乱に小さい雪だるまを作っていた。酔った若者が2人、遊びに行こうと優香の腕を掴んだ。通りかかった男の後ろに優香は隠れた。その時、信号が赤に変わった。男は優香の手をつかんで歩道にあがる。彼は写真誌記者の沢渡徹(堤真一)。元は大新聞の社会部の記者だったが、今はスキャンダルを追いかけている。優香は、あそこで小鳥が死んでいたから、お墓を作っていたと徹に話した。相手にしていられないという顔で、徹は立ち去った。 優香は幼いころ、芸術家だった父を亡くした。母の孝子(風吹ジュン)は美容院で働いている。優香を温かく見守り、25年間大切に育ててきた。もう一人の彼女の理解者はいとこの涼(高橋克典)。洋食店「ウッド」のコックである。涼は店に優香のオブジェを置きたいとオーナーの浩介に頼んだ。