昭和19年(1944年)11月、太平洋戦争末期、米軍の日本本土への爆撃が始まりました。しかし、日本軍には、高度1万メートルを飛ぶB29を迎撃する戦闘機などありませんでした。苦肉の策として、機体を軽くし、捨て身の体当たりを敢行する特別攻撃隊震天(しんてん)制空隊が生まれたのです。B29に体当たりして、奇跡的に生還した隊員らの証言をもとに、劣悪な状況下で命を賭けて奮闘した震天制空隊に迫ります。[HIST](C)NHK