1978年から1984年まで放送した歴史番組。教科書には載っていないようなユニークな話題を取りあげ、鈴木健二アナウンサーの名調子と多彩な演出によって、歴史を身近に引き寄せました。(C)NHK
吉良邸討入り
元禄15年(1702年)旧暦12月14日、大石内蔵助ら赤穂浪士が吉良邸に討ち入り、主君の敵・吉良上野介を討ち取りました。「忠臣蔵」の名で親しまれる有名な事件です。吉良側で死者16人を出しながら、赤穂浪士に死者が出なかったのはなぜか。吉良の後ろ盾・上杉家はなぜ何の援助もしなかったのか。作家・演劇評論家の戸板康二さん、歴史学者の松島栄一さんら有識者ととともに、当時を再現しながら検証していきます。[HIST](C)NHK
新選組池田屋騒動
元治元年(1864年)旧暦6月5日、午後10時過ぎ、江戸幕府側の近藤勇ら新選組が三条小橋の旅籠(はたご)・池田屋を襲撃し、尊王攘夷(じょうい)派志士20数人が惨殺されたり捕縛される騒動が起こりました。なぜ、新選組はわずか数人で斬(き)り込んだのか、深夜の暗く狭い室内で刀は自由に使えたのか・・・。スタジオに当時の池田屋を再現し、作家・佐木隆三の証言や、新たな史料をもとに池田屋騒動の真相を探ります。[HIST](C)NHK
B29に体当たりを敢行せよ 昭和19年
昭和19年(1944年)11月、太平洋戦争末期、米軍の日本本土への爆撃が始まりました。しかし、日本軍には、高度1万メートルを飛ぶB29を迎撃する戦闘機などありませんでした。苦肉の策として、機体を軽くし、捨て身の体当たりを敢行する特別攻撃隊震天(しんてん)制空隊が生まれたのです。B29に体当たりして、奇跡的に生還した隊員らの証言をもとに、劣悪な状況下で命を賭けて奮闘した震天制空隊に迫ります。[HIST](C)NHK
日米暗号戦争 山本五十六の最期
太平洋戦争下、日本軍の暗号は米軍に解読されていた!?山本五十六(いそろく)連合艦隊司令長官が乗る視察機が待ち伏せにあい、撃墜された真相とは?この番組は著作権上の制約等から、一部放送とは異なる箇所があります。ご了承ください。[HIST](C)NHK
日米暗号戦争 機密暗号“パープル”
大正11年(1922年)のワシントン軍縮会議で日本の暗号が解読されたため、昭和12年(1937年)、外務省は97式欧文印字機という当時では世界最高の暗号機をつくり、大使館に配置しました。ところが、日米開戦前、米国側はすでに日本の外交電文の解読に成功していました。番組では、当時の暗号機を復元するとともに、アメリカが公開した日本の外交文書をもとに、日米戦争の知られざる局面を浮き彫りにします。[HIST](C)NHK
岩崎弥太郎 幻の写真コレクション
台湾出兵、西南戦争で、新政府から軍需輸送を一手に引き受け、巨万の富を得た岩崎弥太郎。岩崎の手文庫から百数十枚という芸者衆の写真が出てきました。これらの写真を基に、花柳界での接待で政財界と深くかかわり、三菱財閥の礎を築いた政商・岩崎弥太郎の実像に迫ります。この番組は1983年4月20日に放送したものです。この番組は著作権上の制約等から、一部放送とは異なる箇所があります。ご了承ください。[HIST](C)NHK