null: ハコモノを起点とした新たな取り組みを始めているのがプロバスケットボールリーグのBリーグ。産声を上げた頃、その会場の多くは自治体が所有する体育館だった。コートが何面取れるかなど、あくまでも競技者目線に設計されたもので、土足や飲食も制限されていた。座席は固く、トイレも行列必至でファンの観戦体験を高める意識は薄かった。しかし今、Bリーグは2020年に就任した島田慎二チェアマンの掲げる「B.革新」のもと、かつてのイメージを一新する最新設備を備えた「アリーナ」を舞台に、プロクラブ運営を収益事業に変えつつある。一度造ったらその先は赤字を垂れ流すだけと考えられがちなハコモノを、収益を生み出し、周辺の人流を変え、経済効果を生み続ける施設と位置づける。いまこそハコモノで稼ぎ、地域を活性化させようと動き出した挑戦者たちを追う。 (C)テレビ東京
