
"アマゾンの巨大都市マナウス" 旅の出発点はブラジル・マナウスの街。アマゾン観光の拠点として世界的に有名ですが、とにかく、暑い! 真夏の熱帯地域は40度を超え、灼熱の太陽が容赦なく照りつけます。マナウスはアマゾンの支流ネグロス川が流れる情感あふれる街。旧市街の町並みには植民地時代の建物がまだ残されています。100年以上前、アマゾンで天然ゴムが発見され、一攫千金を夢見た西欧人が押し寄せて来て、この街にヨーロッパの文化を持ち込んだそうです。さっそく街を歩いてみると…魚市場にびっくり!見たこともない変な魚がいっぱい!最も驚いたのは、鋭い歯をもつピラニア。3メートルを超す巨大魚もいます。さて、喧噪の港から、アマゾン観光に出発。 "伝説のピンクイルカ" アマゾン河はいくつもの支流に別れ、その一つ一つがまるで海のように広いんです。川幅がなんと50km以上のところもあります。船で向かったのはマナウスの港から2時間ほどネグロス川を下ったジャングルの中。目の前に忽然と現れたのはジャングロッジと呼ばれる巨大なホテル。原始のままの森の中に建てられ、8kmに及ぶ回廊が張り巡らせています。猿や鳥など、様々な動物が自然のまま暮らしていて、部屋はなんと地上50メートルの木の上。空中に浮いているのです。この素敵なホテルを拠点にアマゾンの絶景探検に…。 ピンクのイルカと戯れ、お昼ご飯は、ピラニアを釣って天ぷらを賞味。ピラニアって案外おいしいんです。 "命輝くアマゾンに沈む夕日" 船で、先住民族の住んでいる村に行くことに・・・。すると、ちょうど成人の儀式が行われていて、巨大なアリを詰め込んだ網の中に、少年が手を入れて痛みに耐え抜いていました。この村ではなんと今も吹き矢や、弓を使って狩りをしたり、素朴な暮らしをしていたのです。彼らは毎日のように川で水浴びをし、そしてそこでアマゾンの神に、祈りを捧げるのだと教えてくれました。彼らはアマゾン河に心から感謝し、そして共に、生きているのです。 さまざまな命が輝くアマゾンの神秘に、心が震えました。