託児所で働く芹沢浩子は子供たちから慕われる保育士だったが、子供のころに空襲で受けた傷で入院することになった。隣の病室には院長の弟・高行が入院していた。彼は何不自由ない生活を送っていたが、いつも託児所の前を通る時、浩子の歌う「どじょっこの歌」に魅かれていたのだった。