亮太の家は土手の窪地にある、土間と六畳一間のバラックだが、貧しくたって亮太は平ちゃら。妹の京子にとっても良いお兄ちゃんだ。だが、事件が起きた。父が女と駆け落ちしてしまったのだ。貧困と絶望のどん底にあってもたくましく生きる少年の姿と強い兄妹愛を描く感動篇。