日本返還直前の沖縄で、製糖工場に勤める男、ギルー (小林薫) は、西原親方 (平良進) の養女マレー (青山知可子) を誘い出し関係を持つが、そのことが親方に知られてしまう。また、マレーが豚の化身であることを知ってしまったギルーは親方の怒りを買い、妹のチルー (戸川純) の助言で運玉森に身を隠す。ギルーは森の妖怪キジムナー (宮里榮弘) から特殊な手術を受け、超能力を授かり、義賊・ウンタマギルーとなって米軍倉庫や悪徳動物商会から武器や食料を盗んでは、独立派のゲリラや貧しい村人に分け与え、島中の人気者となる。そんなギルーを題材とした芝居に本人役で出演中、西原親方の槍が命中し、ギルーの超能力は失われてしまう。月日が流れ、製糖所ではギルーそっくりなサンラー (小林薫) が働いており、マレーも居る。