モチーフになった楽曲は、6人組ダンス&ヴォーカルユニットFlowerが2013年のクリスマスに発表した「白雪姫」。名作童話「白雪姫」にインスパイアされたラブバラードを、個性的な映像感覚に定評のあるクリエイターA.T.監督が、現代人のコミュニケーション不全の物語として描き出した。グラマラスな女性に目がない一方で、優しい眼差しで人間たちの隠された悩みや思いを見つめる天才メンタリストのマイスターをユーモラスに演じたのはAKIRA(EXILE)。マイスターの助手シュンを、テレビドラマ「わたしを離さないで」(2016)、映画『追憶』(2017)で注目の子役・小林喜日がコミカルな丁々発止を交えて務めた。そのシュンが一目ぼれする複雑な状況に置かれている少女リンを抑えた演技で表したのは、新人女優の駒井蓮。また第70回カンヌ国際映画祭に出品された河瀬直美監督の映画『光』(2017)でヒロインを務めた水崎綾女が、物語のカギを握るアオイ役で出演している。
