ザ・ローリング・ストーンズ “スウィート・サマー・サン” ストーンズ・ライヴ・イン・ロンドン・ハイド・パーク 2013
2013年7月、44年振りに訪れたロンドン/ハイド・パークでのザ・ローリング・ストーンズ最新ライヴ映像!オープニングの「スタート・ミー・アップ」からアンコール「サティスファクション」まで全16曲、7月6日、13日両公演のベスト・テイクからセレクトした50年を越えるキャリアの集大成!1969年7月5日、ロンドンのハイド・パークで新メンバーお披露目のためのフリー・コンサートを企画していたローリング・ストーンズ。しかし直前の7月3日、グループ離脱を表明したばかりの元メンバー、ブライアン・ジョーンズが自宅で謎の死を遂げるという悲劇に見舞われ、そこで彼らはこのコンサートを急遽“ブライアン・ジョーンズ追悼”にテーマを替えて開催することになったのだが、それ以来の44年振りとなる公演が本作『“スウィート・サマー・サン” ストーンズ・ライヴ・イン・ロンドン・ハイド・パーク 2013』である。7月6日、13日と2日間行なわれた本公演だが、当時のギタリスト、ミック・テイラーをゲストに迎え、ミック・ジャガーが「ホンキー・トンク・ウィメン」を、44年前と同じ白い衣裳を着て歌ったほかは、彼らは決してノスタルジーに頼ることなく、現在のグループの実力を存分に見せつける演奏を繰り広げている。ステージ・セットもひたすらシンプルだった44年前とは打って変わり、緑に包まれた公園内ということを意識してか“森”を模した巨大なものが用意され、エネルギッシュな動きを見せるストーンズの面々は年齢を感じさせないどころか、まるで時空を飛び越えてやってきた存在のようにも感じられる。キース・リチャーズ自身が50周年記念ドキュメンタリー映画『クロスファイアー・ハリケーン』の冒頭で自分たちの歩みについて述べた「まるで おとぎ話じゃねぇか」という一節が思い起こされる。収録曲もオープニングの「スタート・ミー・アップ」からアンコールの「無情の世界」「サティスファクション」まで、50年間の活動の集大成となるような19曲の両公演からのベスト・テイクを収録。ミック・ジャガーも「ロンドンでの最高の夏の夜だった」と語る、この歴史的な2日間のコンサートを凝縮した作品である。
出演
チャック・リーヴェル、ティム・リース、バーナード・ファウラー