1986年~1996年の10年間活動、80年代前半に吹き荒れたアメリカン・ハードコア以降のパンクロックの中でもインディペンデント・シーンでひときわ絶大な人気を誇り、エモコア (エモーショナル・ハードコア) とも呼ばれた90年代アメリカの最重要パンク・ロックバンド、ジョウブレイカー。ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコと拠点を移しながらインディーズ・シーンで活動、グリーン・デイとニルヴァーナのあいだに存在するギャップを埋められる唯一のバンドと思われた存在だったが、ある出来事で「パンクの精神に反している」と罵られ、凄まじいバッシングを受け、96年に突如解散した。本作ではジョウブレイカーの知られざる活動の軌跡、解散の顛末をストレートに映し出す。
