錚々たるアーティストを数多く輩出した伝説のフォーク喫茶“セシボン”。1970年代セシボンで「魔性の美声」と言われたユン・ヒョンジュと「生まれながらの音楽の天才」ソン・チャンシクが生涯のライバルとして出会った。セシボンのオーナーはふたりの才能を繋ぐ人物を加えたトリオのチーム構成を提案。自称セシボンの専属プロデューサー イ・ジャンヒは、「通りすがりの素人」オ・グンテの重低音ボイスを聞いて、トリオに入るべき逸材であることを直感。ギターのコードさえ知らないオ・グンテだったが、ジャンヒの説得でトリオ“セシボン”のメンバーとしてしぶしぶ合流。しかし誰もが憧れていた「セシボンのミューズ」ミン・ジャヨンに出会うやいなや、一目で恋に落ちてしまったグンテは、彼女のために歌を歌うことを決意するのだった。