“レイ・ハリーハウゼンの最高傑作”として名高い驚愕のアドベンチャー。センセーショナルな2010年版リメイクに先立つことおよそ30年前、ハリー・ハムリンは勇者ペルセウスとして剣と盾を手に取った。人として生まれたゼウの息子は、愛するアンドロメダを女神テティスの怒りから救うため、己の宿命が命ずるままに旅立つ。数々の苦難がペルセウスを待ち受けるがごとく、観る者を待つのは目を見張る特撮のスリル。ストップモーション・アニメの巨匠レイ・ハリーハウゼン（『アルゴ探検隊の大冒険』）が放つ蛇女メデューサ、海の魔物クラーケン、天翔ける馬ペガサス、双頭の犬ディオスキロス、巨大サソリは必見。映画の神は我々に、気宇壮大なアドベンチャーを賜われたのだ。