人類が栄えた後に起こった最終戦争。その後人類の頭上に君臨した「貴族」…すなわちバンパイアは原因不明の種的衰退を迎え、たそがれの彼方に没しつつあった。しかし、その一部は辺境の一角にとどまりなお人々の心胆を寒からしめ、対血族プロフェッショナル<ハンター>の誕生を促した。中でも貴族と人間の混血児<ダンピール>は理想のバンパイアハンターとされた。生まれつき、吸血鬼の長所も弱点も持つがゆえ、人間のハンターとは桁違いの能力を発揮し得るが、それ以外ではほぼ完全に人々から疎んじられ、遠ざけられる孤独な存在だった。ある夜、荘園主エルバーンの令嬢シャーロットが貴族(バンパイア)マイエル=リンクに誘拐される。エルバーンはバンパイアハンター“D”に娘を取り戻すよう依頼する。シャーロットを取り戻すため、“D”の追走劇が始まった。©2001 トライストーン・エンタテイメント/菊地秀行/バンパイアハンターD製作委員会

監督 川尻善昭