ラブ・オブ・ザ・ゲーム
「スパイダーマン」を大ヒットさせたサム・ライミ監督作としては異色といえる、等身大のラブ・ストーリー。試合の経過とともに、ビリーとジェーンの過去が挿入されていき、二人の関係が変化していく様子が丹念に綴られる。当時44歳のケビン・コスナーが、ベテラン投手の悲哀をにじませながら、自ら投球シーンも見事にこなした。また、ジェーンの娘を演じたジェナ・マローン(「海辺の家」「ドニー・ダーコ」)が、ヤング・アーティスト賞他各賞でノミネートされる好演を見せているほか、ジョン・C・ライリー(「シカゴ」「めぐりあう時間たち」)が、ビリーを長年支え続けてきたキャッチャー役で、味のある演技を披露している。
出演 ケビン・コスナー、ケリー・プレストン、ジョン・C・ライリー
監督 サム・ライミ