「のぞみ地所」の社員、小町圭とコダマ鉄工所の二代目、小玉健太は鉄道を愛する者同士。小町はコダマ鉄工所の寮に入るが、やがて転勤で九州支社に行くことになった。九州には、のぞみ地所がなかなか口説けないソニックフーズの筑後雅也社長がいたが、鉄道ファンだったことから小町や小玉と意気投合。一方、小玉は、見合い相手の大空あやめにぞっこんだが、あやめにはどうやら思うところがありそう。小町は眼鏡店勤務のOL、あずさや社長秘書みどりからの好意を感じつつも、その先の一歩が踏み込めない。しかし、縁は異なもの味なもの。小町が交渉に苦戦していた九州の地主、早登野庄一は、意外なところでつながっていた。そして小玉は一計を案じる・・・