博奕打ち

博奕打ち

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昭和初期の大阪飛田新地。持ち前の男気と鮮やかな手捌きを売り歩く一匹狼の博奕打ち海津銀次郎は、舎弟分の花沢義松を連れてやってきた。黒田一家の賭場で見事な張りっぷりで稼ぐ銀次郎に、救けを求めてきた男がいた。女郎屋錦楼の主人山波新吉といい、店を担保に三千円の借金を黒田に厳しく追われているという。同情した銀次郎は、山波に二度と博奕をやらないと誓わせて元手五十円を預かって寺島一家の賭場へ出かけた。ところが老胴元市岡の技術に、さしもの銀次郎も手が出ず、用意した元手の五十円を取られてしまう。しかし訳を知ったか腕に惚れたか、老胴元市岡は自分の金を融資し、胴元を銀次郎に譲って五百円を勝たせてやる。銀次郎から五百円を受け取った山波は、約束を破って素人賭場を開いて、黒田一家の代貸大関に踏み込まれて有り金全部巻き上げられてしまう。さらに黒田一家は借金返済不可能とみて錦楼に乗り込み山波夫婦を強引に追い出してしまう。さすがに気落ちした山波の女房は自殺する。動転した山波は香典を手に花沢と黒田組賭場へ乗り込むが、またしてもすってしまい、花沢は二度と手にしまいと誓ったイカサマ花札を使った。だが、大関に見破られ、駆けつけた銀次郎は弟分の不始末を詫びて黒田の前で指を詰める。兄弟分の縁を切ってくれと男泣きする花沢をなだめた銀次郎は水ごりをとって身を清め、ふたたび黒田の賭場に向う。
出演 鶴田浩二、 小池朝雄、 待田京介
監督 小沢茂弘