心を病んで自殺した母親との生活を綴った私小説がベストセラーとなった後、スランプに陥っているデルフィーヌの前に、ある日、熱狂的なファンだと称する女性エルが現れる。献身的に支えてくれて、本音で語り合えるエルに信頼を寄せ、共同生活を始めるデルフィーヌだったが、エルが時折見せるヒステリックな一面や不可解な言動に次第に翻弄されていく。はたしてエルは何者なのか? なぜデルフィーヌに接近してきたのか? やがてエルの壮絶な身の上を知ったデルフィーヌは、彼女の人生を小説にしようと決意するのだが…。

監督 ロマン・ポランスキー