牧が勤めるホテルで殺人事件が起こり、牧は部屋に残された「三分の一の鍵」と書かれた紙切れと、鍵の一部を拾う。この鍵は、ある収賄事件で行方不明になっている一億五千万円につながる鍵だったのだ...。金欲、情欲に憑かれ、自ら墓穴を掘るやくざの限りない欲望の醜さを描いた異色活劇。