伝説の奇術師の男と、超能力者を偽る女との危険な関係を描くロマンティック・サスペンス――― 20世紀初頭に実在した世界的な奇術師フーディーニ（ガイ・ピアース）は、最愛の母の“最期の言葉”を言い当てた者に高額賞金を与えると宣言する。これを聞きつけた、いかさま霊能者のメアリー（キャサリン・ゼタ＝ジョーンズ）は、娘のベンジー（シアーシャ・ローナン）と共謀し、“最期の言葉”を入手しようとフーディーニに近づく。しかし、フーディーニの辣腕マネージャー、シュガーマン（ティモシー・スポール）のガードでうまく計画は進まない。いつしか、フーディーニとの間に恋愛感情が芽生えたメアリーは、彼への気持ちと賞金の間で揺れ動く。フーディーニはメアリーが母の霊を呼ぶ公開実験の場を用意する。そして、ついに世紀の実験が始まるのだが……。