少年探偵団 夜光の魔人
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野球場から姿をくらました二十面相。一方、明智探偵事務所に久光が訪れ、‘夜光の帝王’の曰くについて語り始める。その事情を知る者は、今は浅間の麓に住み、先祖の神社を守る星川老人、牧場を経営する古谷、それに巫女の河合かねの三人。久光の案内で軽井沢の星川老人を訪ねる明智一行。久光の先祖である忠光は、当時の幕府の密命を受けて国を出たが、そのまま行方不明となっていた。そして、神社には家宝として文箱が伝わっているとのことであったが、それは既に二十面相によって盗み去られていた。さらに、星川老人が誘拐されてしまう。牢獄に幽閉した星川老人に二十面相が謎の地図を判読させようとすると、実は明智小五郎が変装していたのであった。壮絶な格闘が繰り広げられ、駆けつけた探偵団の加勢もあり、窮した二十面相は水中へと姿を消した。謎の地図の解読に悩む明智たち。その謎を解く新たな手立てとして、かつて忠光の身内であった巫女のかねを訪ねる。しかし、かねも二十面相に掠われた後であった。そして、雪子も誘拐され、人質と引き替えに、ウラン鉱の秘密の場所を知ろうとする。その取引の場を浅間高原と指定してくる二十面相。警視庁と連携し、明智と少年探偵団は、高原に身を隠し、マリ子一人を取引の場に立たせる。二十面相率いる十数騎の騎馬がやってくる。首尾良く取引を終え、立ち去ろうとする二十面相を樹上から襲いかかる明智。人質全員が救助される中、ウラン鉱の埋蔵されている坑道に逃げ込む二十面相。明智以下の探偵団は、秘密の地図を頼りに坑道の中を追っていく。そんな中、マリ子の背中に二十面相の自動小銃の銃口が突きつけられる。この絶体絶命の危機に、小林少年の投げ縄が飛び、銃を奪う。ひるむ二十面相に飛びついた明智は、組んずほぐれつとなり、崖下に転がり落ちていく。最早これまでと観念した二十面相は、足許に手榴弾を叩きつけて、自らを吹っ飛ばすのであった。(C)東映