保険会社に勤める阿佐子は、教会の伝道用の雑誌で死刑囚・野崎潔を知り彼との文通を始めた。戦災孤児の野崎は放浪生活のあげく愚連隊の仲間に入り、仲間を救うために強盗殺人を犯してしまったのだ。ある時、5日間の休暇を取った阿佐子は九州の博多刑務所を訪れ、野崎と面会を果たす。