チンピラに追いつめられた二郎は、坂本組一の乾分・定に救われた。その夜、ボスの坂本に麻薬取引を頼まれた定は仕事を引き受けるが、「ボスを裏切るんだが、俺と組まないか」と二郎を誘うのだった。危険な英雄にあこがれる一人の少年を通して、醜い暗黒の世界の内幕を描く。