決して逢えない2人。 ケータイの向こうは100年前のあなた・・・。 携帯電話で繋がった、「明治」と「平成」に生きる男女の切ない恋愛を描くファンタジー。主人公・未歩を演じるのは、若手女優の中でも成長著しい夏帆。未歩と時空を超えた恋を育む時次郎役は佐野和真が扮した。 【ストーリー】 未歩(夏帆)は、母・妙子(秋本奈緒美)と2人暮らし。ある日、母の再婚相手・塩見(近藤芳正)を紹介されるが、母の恋人を認めたくない未歩はその場から逃げ出す。その時、突然地震が起き、未歩の手から落ちた携帯電話が光に包まれ消えてしまう。 時は明治45年。夏目漱石の弟子・宮田時次郎(佐野和真)は、今日も原稿がボツとなり、肩を落として出版社の階段を下りていた。ちょうどその時、地震が起こり、天井から何かが降って来た。それは未歩の携帯電話だった。時次郎は不審に思いながらもそれを持ち帰る。 現代。未歩が自分の番号に電話をかけてみると、突然見知らぬ男が電話に出た。その男とは、明治時代に生きる時次郎で・・・。
