江戸川乱歩の陰獣
視聴可能: Hulu、Prime Video
ミステリー・ブームのルーツであり、戦前戦後の推理界の巨峰である江戸川乱歩の傑作「陰獣」。当時製作費3億5千万円を投じた初映画化の大作。「私は先生のファンです。」探偵作家寒川(あおい輝彦)にさりげなく近づいた女、静子(香山美子)のうなじにはエロチックな赤いミミズ腫れがあった。その静子が大江春泥から脅迫されているという。昭和3年、寒川は怪奇幻想が売りの変格派春泥を軽蔑し、批判の文章も書いていた。春泥は静子の初恋相手だったが、ふられた腹いせに復讐を宣告してきたのだ。脅迫状には静子と夫の夜の秘事まで観察した記録があり、闇に潜む陰獣のような眼に静子は恐れおののいていた。そして第二の脅迫状が届き、予告通り、静子の夫六郎(大友柳太朗)が隅田川に溺死体で浮かび上がった…。【おことわり】この作品には一部不適切と思われる表現がありますが、著作物のオリジナル性を尊重し、製作当時のまま配信致します。またフィルム原版が長い年月を経過しており、一部お見苦しい箇所がございます。ご了承ください。
出演 あおい輝彦、香山美子、若山富三郎
監督 加藤泰