明治二十三年頃、北陸一帯を巡業する見世物の中に、今評判の水芸の太夫“瀧の白糸”がいた。美人で勝気な男勝りで通っている白糸が、一日の興行を終え、浅野川の辺りでホッとした時間を過ごしていると、フトした奇縁で知り合った村越欣弥と思いがけない再会をした――。
入江たか子
菅井一郎
溝口健二
清涼卓明
Seiryo Takuaki
Yoshizo Mogi
Takejiro Tsunoda
東坊城恭長
増田真二
館岡謙之助