江戸城の御宝蔵「風神の鏡」が奪われた。他の水神・火神の鏡とあわせると、滅亡した北条家が発掘した伊豆七金山の場所を解く鍵となることを知った老中・松平定信は、御落胤・信千代君こと隠密の秋草新太郎に鏡の奪還を依頼。それまでの探索を記録した覚え書「風神帳」を黒装束の一団に奪われれかけるも、新太郎の活躍で奪還に成功する。黒装束の一団の正体は、風摩小太郎とその妹・朧を中心とした風摩一族の末裔たち。伊豆七金山を手に入れて徳川幕府の転覆を図る小太郎の野望を知った新太郎は、火神の鏡のある小田原・早雲寺に急ぐ。先に早雲寺に向わせた遁兵衛は、既に先回りしていた風摩一族に捕らえられ、火神の鏡が早雲寺にあることが知られてしまう。遁兵衛が捕えられている風神屋敷に乗り込み、様々な罠から辛くも逃げ切り救出に成功した新太郎は、小太郎のいる早雲山に向う。(C)東映
