2001：名盤ができるまで

ドクター・ドレーの1992年のソロデビュー作「The Chronic」は大ヒットを記録し、ヒップホップの置かれる状況を永遠に変えた。だが、彼はまだ満足していなかった。それから7年後、元N.W.A.の中心人物だった彼は、スヌープ・ドッグのようなかつてのコラボレーターと再タッグを組み、新たな愛弟子であったエミネムも迎え入れて長年の思いをぶつけるかのように待望のセカンドアルバム「2001」（1999年）を完成させた。伝説のアルバムのリリース20周年を記念して、ドレーと音楽業界の大御所Jimmy Iovineが、同作の誕生秘話とそのレガシーを振り返る。