石油会社 ホルター・エネルギーが行っていた、メキシコ湾沖合の海底油田装置が突然爆発を起こした。しかし、マスコミには更なる事故や災害の危険性をひた隠しにして、CEOのカピラは装置の稼働を続けるよう指示していた。一方、火山学者として大学で教鞭に立つアントワネットは、助手のブランドンとともに進めていた研究により、メキシコ湾それ自体が、巨大な火山によってつくられていることを突き止めつつあった。ある日、生徒たちとともにフィールドワークに出かけたアントワネットは、異常な計測値やゆであがったワニの死骸を目にする。あらゆる調査結果が、火山活動を示唆していた。金に目がくらんだカピラは更に無理な掘削を続け、遂にはドリルがマグマ層を傷つけてしまう。いよいよマグマが海底から噴出し始めた。ビーチや住宅地など、マイアミの至る所でマグマによる被害が続出、人々はパニックに陥っていく。アントワネットは、ホルター・エネルギーの装置の位置が自身の研究の情報と重なっていることに気づき疑念を抱き始める。会社に乗り込んで問い詰めるが、追い返されてしまう。アントワネットの存在を疎ましく思い始めたホルター・エネルギーはあらゆる手段を使って彼女の命を狙い始めるのだった…

監督 トドーフ・チャプカノフ