森の中で、胸が裂かれた腐乱死体が発見される。遺体の状況から判断して被害者を殺したのは未確認動物かと思われた。
メイヨー・クリニックで、苦手な高齢の医師トーマスと組まされることになったクリスティーナ。だがオペで彼の見事な手技に驚かされ、更にトーマスも墜落事故の経験者であることが分かり、彼に大きな信頼を寄せはじめる。そんな矢先に、上司のパーカーがトーマスを引退に追い込もうとしていることが発覚する。その頃シアトルでは、カリーに説得されたアリゾナが義足のフィッティングのため病院を訪れる。彼女の術後を案じていたアレックスは、未だに現実を受け入れられず義足を拒むアリゾナに、早く復帰してほしいと頼む。
高速道路でガソリンを積んだタンクローリーと乗用車の衝突事故が発生し、負傷者が次々とERに運び込まれる。10歳の少年イーサンは軽傷だったが、重傷を負った両親は危険な状態に。イーサンの不安を感じ取ったオーウェンは、特別に彼を病院に泊める許可を出し、両親のそばで見守らせる。同じ頃、ケーシーという女性が息子パーカーの高熱が下がらないと何度もERを訪れる。診断に納得がいかないと食い下がるケーシーを見たメレディスは、同じ母親として彼女の直感を信じ、パーカーを入院させて検査をする。
トーマスが亡くなり、メイヨー・クリニックにいる意味が見いだせなくなったクリスティーナが、心臓外科のフェローとしてシアトルに復帰する。ところが新任の心臓外科チーフのラッセルは、クリスティーナの腕を買い、好きにしていいと放任する。トーマスの教えを胸に、クリスティーナはインターンたちをこき使いながら、彼らの意欲を駆り立てていく。一方ベイリーは、家から一歩も出ないというアリゾナに、電話で患者の相談を持ちかける。なかなか届かないカルテを待つ間、症状が気になるアリゾナは無意識に義足で歩き出す。
日々アテンディングにこき使われながらも、少しずつ成長するインターンたちの新たな1日がはじまった。ステファニーとリアは、クリスティーナの下で心臓移植待ちの2組の新生児を担当する。クリスティーナに気に入られていると自負するステファニーに負けないようリアも意地を見せ、過剰にライバル心を燃やす2人。ところがそんな競争心がある重大なミスを引き起こし、患者の命に危険が―。一方、シェーンはエイプリルの助手となり、外来患者のできものをまとめて処置する“イボ おできデー”の洗礼を受ける。