祖父と2人暮らしの14歳の天才ピアニスト、パトリックに脳腫瘍が発覚。クーパーとアメリアは、成功率は高いものの腕の神経を傷つける可能性のあるオペと、腕は守るが脚に麻痺が残る可能性のある覚醒下手術の2つを提示。祖父の反対を知りつつリスクの高い覚醒下手術を希望するパトリックの本心を聞いたクーパーに、幼い頃の父の記憶が甦る―。同じ頃、ピートの母がERへ運び込まれる。母を刑務所から出すために、弟のアダムが心臓病を悪化させる薬を与えていたのだ。残された時間がわずかであると知ったピートは…。
自分が精神鑑定をしたリーが、シャーロットを襲ったことを悟ったシェルダン。すぐに警察はシャーロットに面通しを依頼するが、彼女は頑なに拒否。自らの体験からシャーロットに同情するヴァイオレットは、彼女を説得し、面通しへ付き添うことに。その頃、クリニックに突然ピートの弟アダムが現れる。長い間疎遠だった上、刑務所にいる母親の具合が悪いと告げに来たアダムに、素直に向き合えないピート。アダムは “人道的釈放で救ってほしい”と頼むが、ピートは母親を恨みつつも、医師としては助けたいと葛藤する。
サイラーに操られるマット。悲しみに暮れるサミュエルがニューヨークへやってきてピーターに近づく。クレアはグレッチェンに真実を話す決意をする。そして、また特殊能力に気づく新たなヒーローが誕生しようとしていた。
85歳の老人ルバドーがERにやって来る。彼は、10年前にカーターに妻を殺されたと思いこんでおり、カーターを告発する。アビーは、老齢のルバドーでは、長時間を要する心臓手術に体が耐えられないのではないかと危惧。対応策を考える。
息子の国外退去に抗議して、ハンガーストライキをしている女性エレナが搬送される。抗議のため、食事はもちろん一切の治療を拒み続けるエレナだが、このままでは昏睡状態に陥るのは時間の問題。担当のニーラ、サマンサ、ルイスは、なんとか治療を受けさせようと苦悩する。