エピソード1
第1回 ひとつの選択
銀行員の未希(松田聖子)は、6年前に石川県能登半島沖の遊覧フェリー転覆事故で両親を失う。その後、妹の彩(大寶智子)と共に叔母の家で肩身の狭い生活をしていた。そんなある日、犠牲者の七回忌法要の席で、同じように両親を亡くした遙一郎(宅麻伸)と再会する。そこで未希は、彼に突然プロポーズされて驚く。彼はテレビ局の報道局で働く今をときめく"3高"。おまけに彩とも一緒に暮らしていいと申し出たため、彩はこの話に乗り気。しかし未希には、大学時代から付き合っている光児(別所哲也)という漫画家アシスタントがいて、彼は自立して未希と結婚するため商社に転職。一方、遙一郎は付き合っていたキャスターの江梨子(床嶋佳子)と別れ、海外取材へと旅立った。未希は2人の間で心が揺れ動くが、遙一郎のプロポーズを受けると決心。帰国する彼を出迎えに成田空港へ向かった。