2034年 東京都箱柳市。 ちょっと未来のお話。西暦2034年、東京箱柳市。 近代化へと進み続ける波は留まることを知らず、人々に便利を与えると同時にいくつもの、かけがえのないものを失おうとしていた。 たとえば、お金。 2029年、全国に導入が完了した電子マネーシステムにより、人々は現金を持つことがなくなった。 すべてが暗号化され、どこかの誰かが管理しているらしいが、持つ人にとって重要なのは、「今月いくら使えるのか?」と、無くしたら全てを失う緊張感だけであった。
エピソード1
2034年5月21日午前9時14分
日曜日、"ゆずき"は自分の通う熊四手高校野球部の助っ人に呼ばれる。 昔から人一倍負けん気の強い"ゆずき"小学校時代も中学校でも、彼女に敵う男子は皆無だった。 そんな彼女の助っ人ぶりは、目を見張るものがあり・・・実況の"美柱紗夜、沙遊"の姉妹にもチカラが入る!
エピソード102
2034年6月1日午後12時13分
お昼の放送。突っ走ると止まらない姉の美柱沙弥とおっとりマイペースの妹・沙遊がパーソナリティーを務める。グダグダなダジャレが溢れるように飛び出し、昼食の妨げになっているといううわさもあるが…。
エピソード103
2034年4月9日午前10時32分
門倉優奈は、どんなにスゴイことをしようとも本人は全く動じずることなく、滅多なことでは感情を表に出さない空気のような存在。そんな彼女がいつものようにコンビニエンスストアでアルバイトしていると…。
エピソード104
2034年6月22日午後8時00分
女性ディレクターによる密着しすぎて困るTV取材「警察官密着し過ぎな24時!出動!見ますかポリス!」。亡き父の後を継ぐように、警察官となり、日夜、犯罪を追う栂山晴彦。ある日、彼にも彼女の強引な取材が…。
エピソード105
2034年6月23日午後6時46分
社会にお疲れ気味のごく普通のOL・鬼藤蛍。いつもの仕事を終え、帰宅した彼女。柴漬けをつまみながら缶ビールを片手に開いた彼女のノートPCには、数万人の変態ドMたちがチャットで帰りを待っていた。
エピソード106
2034年6月1日午後12時20分
熊四手高校のお昼休み。瓜野比呂美と彼女の右手のパペット・りょーまは毎日、お昼の放送にメールを出していた。りょーまの得意な“オヤジギャグ”を読んでもらい、番組プレゼントをゲットするために…。
伊瀬茉莉也
世戸さおり
田中理恵
柿原徹也
松嵜麗
櫻井孝宏
大久保瑠美
下田麻美
長谷川明子