ごめん、愛してる

幼なじみで人気歌手のユンのスタイリストとして、オーストラリアにやってきたウンチェは、空港へ向かう途中、強盗に遭い荷物をすべて失ってしまう。見知らぬ街を彷徨うウンチェの前に現れたのは、幼い頃海外へ養子に出され、チンピラとして生きるムヒョクだった。

奇跡的に一命を取り留めたムヒョクであったが、1発の銃弾を摘出できず、残りわずかな余命を宣告される。そんなムヒョクにジヨンは大金を持たせ、韓国に行くよう勧める。そして韓国へやってきたムヒョクは、実の両親を捜すテレビ番組に出演し、自分の実の母と姉の居場所を知る。

韓国で再会したウンチェとムヒョク。ウンチェはムヒョクが自分を追いかけてきたと勘違いしてしまう。ウンチェの招待で実の母ドゥリの家を訪れたムヒョクは、ドゥリの息子ユンと母の贅沢で幸せな生活を知り衝撃を受ける。一方、ユンは女性歌手のミンジュの奔放な恋愛に振り回されていた。

ユンとミンジュの交際宣言のあと、傷心のウンチェはムヒョクと屋台でお酒を飲んでいた。酔っぱらったウンチェとムヒョクはキスをして、そのまま倒れ込んでしまう。ムヒョクを兄のように慕うユンは、ムヒョクを家に連れて帰る。

ユンのマネージャーとなったムヒョクは、ウンチェやドゥリ、ユンと共に撮影現場へ向かう。食堂で店主を怒らせたドゥリをかばい、暴れたムヒョクだったが、みんなが帰ったあと1人で後片付けをするウンチェの姿を見かける。終電もなくなり、旅館へ向かったウンチェは高熱を出して寝込んでしまう。

ユンへ愛情を注ぐ母の姿に復讐を誓ったムヒョクは、ユンとミンジュの恋路を邪魔するため、ウンチェとユンが抱き合う姿を写真に撮り、マスコミへ投稿する。スキャンダルに巻き込まれたウンチェは、自分の気持ちにウソをつき、マスコミに弁解する。