1977年、南京。出産間近の妻をよそに賭博に熱中していた喬祖望 (チャオ･ズーワン) は、義妹の魏淑芳 (ウェイ･シューファン) に呼ばれてしぶしぶ病院に向かう。やがて5人目の子供で三男の七七 (チーチー) が生まれるが、妻はそのまま帰らぬ人に。七七が退院する日、祖望は費用の支払いを渋って義妹夫婦に肩代わりさせる。ろくに世話をしない祖望に代わり、長男の一成 (イーチョン) が七七の世話をするが…。

近所の結婚式に忍び込み、食べ物を盗み食いしようとした次男の二強 (アルチャン)、長女の三麗 (サンリー)、次女の四美 (スーメイ)。それを知った一成は弟と妹たちを厳しく叱る。その後、一成は熱を出した三麗を病院に連れていき、その費用を祖望に要求するが、賭博に夢中の祖望はお金を渡さない。一成はその足で派出所に向かい、賭博の件で祖望のことを警察に通報する。

7歳になった四美は高校教師の家に養子に出されることに。それを知った一成は四美の代わりに自分を養子にしてほしいと頼みに行くが、断られる。四美が出ていったあと、七七の面倒を見ていた叔母の魏淑芳は、七七の脚が悪くなったという理由で七七を喬家に帰す。淑芳の息子の斉唯民 (チー･ウェイミン) は実の弟のような存在の七七を心配し、病院に連れていく。

大学を受験するため、夜遅くまで勉強する一成。祖望は奇跡でも起きないと無理だと否定的だが、弟や妹たち、叔父の斉志強 (チー･ジーチャン) は一成を応援する。そして、一成は学費のかからない師範大学に合格し、近所の人々からも祝福される。一方、唯民も南京の大学に首席で合格する。そんな中、勉強が苦手な二強は学校を中退し、遊び歩いていた。

三麗は近所の男の子に好かれプレゼントを渡されるが、突き返す。一方、四美は学校で人気の男子生徒に恋をし、親密になる。学校の先生からそのことを聞いた一成は、四美にその生徒と関わり合うのを禁じる。妹が心配な一成は、家庭教師のアルバイトをする間もため息をつく。その様子を見た生徒の文居岸 (ウェン･ジューアン) と恋についての話になるが…。

居岸が北京へと引っ越し、落ち込む一成。大学教師の文 (ウェン) 先生は、そんな一成を慰め、居岸の北京での住所を教える。そんな折、病に伏していた志強が亡くなる。息子の唯民は大学卒業後、出版社に就職することに。一方、一成は大学院に進学することに決める。だが、それを知った祖望は反対する。そんな中、四美は中学校の追試に落ちてしまう。