遊木団吉博士が発見した未確認飛行物体、それは異星人タコベーダーの侵略だった。そして、博士の息子であるリンの前に、タコのような宇宙人が現れた。彼の名はタコロー。タコ星の保安官の見習いで、地球にやってきた悪党クロダコブラザーズを追ってきたのだという。そのクロダコブラザーズは人間の姿になり、真っ暗闇作戦を開始していた。街は黒ペンキで真っ暗だ。タコローは、リンを無敵のヒーロー・ムテキングに変身させる！

朝の浜辺をジョギング中の遊木一家。事件が起こり小春とサニーは出動する。街ではクロダコブラザーズがつり革に人間をぶら下げる作戦を実行。強力な磁力光線を発して電気を流すといい気分になるつり革を作り、人々に売りつけていた。街のあちこちで好きなところにぶら下がったケガ人が続出。遊木博士の助言でリンとタコローは洗脳電波の発信源を見つけて破壊。ムテキングに変身したリンはクロダコブラザーズに鉄拳をたたき込む！

ご先祖様の残したタコ事記の研究を進める遊木博士。クロダコブラザーズは地球征服のため、人間に一日中昼ご飯を食べさせて太らせる作戦を決行。手の生えた奇妙なイスで人々を捕まえて、ムリヤリご飯を食べさせる。学校ではちょうど給食の時間。リンも捕まってしまうが、タコローに救出され、ホットケソーサーでクロダコブラザーズを懲らしめに行く。ゴム獣メカに変身したとこをムテキングとサイコーダーの連携攻撃で撃退した。

大好きなミッチーをめぐって、タコローとヌーボンが対立していた。一方、クロダコブラザーズは狼少年の話を参考にして、嘘をついて人々をだます作戦を立てる。TV局やラジオ局、警察署や消防署を同時に占領し、大地震が起きると嘘の放送を流したため、街中が大混乱に！ タコローはTVのアナウンサーに変装したクロダコの正体を見抜き、リンと共に出動した。シリアス玉でムードを変えた世界で、ムテキングは今日も勝利する。

人々はみな海水浴に行くと、童心にかえって若返る。それを子供になることと勘違いしたクロダコブラザーズは、街中を海にしてしまう作戦を立てた。海水浴場から盗んだ水で街中を水浸しにして、波までおこして上機嫌。街の危機にリンとタコローは魚型メカ・メデタインで出動する。勝利に酔ったクロダコブラザーズはメデタインを捕まえて、酒のつまみにしようとするが、ムテキンボディアタックの前に倒されてしまう。

リンはクラスメートのサユリちゃんが好き。そして、サユリちゃんはムテキングに憧れているという。自分がムテキングだと名乗り出るリンだが、信じてもらえない。流行っている占いに行っても、変なことばかり言われてしまう。だが、そこは嘘の占いで人々を混乱させて地球を征服しようとたくらむ、クロダコブラザーズが開いたインチキ予言道場だったのだ。洗脳催眠装置を破壊し、リンはムテキンチェンジでムテキングに変身！