「なんで誰も、本当の世界を覚えていないんだ……!」 カイが所属する人類庇護庁の使命は、かつて人類と敵対し『五種族大戦』を繰り広げた五種族を封印し続けること。ある日、カイは幼馴染のジャンヌとショッピングに。何気ない日常を楽しむ二人だが、突如『世界輪廻』が発生。世界は変容していく。ただ一人、カイを置き去りにして……。
「……あなたは……誰?」『世界輪廻』によって『五種族大戦が終わっていない世界』に紛れこんでしまうカイ。そこで出会ったのは、鎖で拘束された少女、リンネだった。リンネの求めに応じ、彼女を助けるカイ。安堵したのも束の間、突如として、異形の怪物『ラスタライザ』が襲来する!
「そろそろ思い知らせてやろう。反撃の時だ」カイの提案を受け入れ、起死回生の反攻に踏み切るジャンヌ。目指すは王都にそびえる政府宮殿。かつてウルザの中枢だった場所は、今や悪魔の巣窟と化していた。ウルザレジスト全員の想いを背負い、カイは悪魔族の英雄『冥帝ヴァネッサ』と相まみえる……!
「目障りだ、人間」ヴァネッサの繰り出す、人間の常識を超越した凄まじい法術を、コードホルダーの力でなんとか凌ぐカイ。駆けつけたリンネも、ヴァネッサの力に、その姿に戦慄する。全ての希望が潰えたかに見えたその時……リンネはその体を変容させていく。
「いつか力ずくで奪ってあげる」ヴァネッサを倒し、王都を奪還したカイたち。カイたちはウルザの復興を後に任せ、五種族大戦を終わらせるために旅立つ。最初の目的地は東方、イオ連邦。彼の地の脅威は、人間の上位互換と称される種族『蛮神族』……!
「主らに契約を提案する」兵士たちの信頼を得ていくジャンヌ。そんな折、イオレジストの指揮官、ダンテがエルフの森で消息を絶つ。ジャンヌは捜索のため、カイたちと共にエルフの森へ向かうが、突然転移門が起動し、エルフの郷へ飛ばされてしまう。そこには、英雄に次ぐ力を持つエルフの巫女、レーレーンが待っていた……。
千葉翔也
Kai
市ノ瀬加那
Rinne
白石晴香
Jeanne
Lynn
Farin
菱川花菜
Reiren