ひとり暮らし

新宿のデパートに勤めるOL･花淵美歩(常盤貴子)は､郊外の一軒家に家族と住んでいた｡だが､通勤に往復4時間もかかり､親友で同僚の西島恭子(永作博美)との夜遊びもできず､恋人も作れない｡しかも､家では大学受験を控えた妹･芽(矢田亜希子)に邪魔者扱いされ､ストレスの重なる毎日だ｡美歩はそんな生活から抜け出すため､都心でのひとり暮らしを決意｡早速引っ越した美歩は､新居近くのバーでサラリーマンの新谷高広(高橋克典)と小川千勝(高橋和也)と顔見知りになる｡しかし､ビールを勧められるまま一気飲みした美歩は倒れ､高広らの世話になってしまう｡

美歩(常盤貴子)はひとり暮らしを始めたものの､時間を持て余していた｡唯一､恭子(永作博美)が不倫の愚痴をこぼしに来るくらいで､生活はわびしい｡そんな折､高広(高橋克典)にそそのかされた千勝(高橋和也)から､電話が入った｡千勝は､恭子と高広と一緒に､ダブルデートをしようと言う｡美歩は気乗りしないが､恭子がOKしてしまい､日曜日に4人で会うことになった｡ところがデートの最中､不倫の話を巡って美歩と恭子は大喧嘩に｡その上､美歩は高広とも言い合いになってしまう｡

高広(高橋克典)と付き合い始めた美歩(常盤貴子)に､恭子(永作博美)は高広の過去を隠して応援する｡励まされた美歩だが､高広の本心が掴みきれず不安が募る｡恭子に相談を持ちかけた美歩は､高広の離婚経験を知らされショックを受ける｡美歩は全てを話した高広を｢過去は関係ない｣と許すが､高広が過去を引きずっている事に不満を覚え､喧嘩をしてしまう｡美歩は傷ついた心を実家で癒していた｡一方､高広は､恭子に｢(高広は)私と似てる｣と言われ関係を持ってしまう｡